日照の観測とは、日照時間を記録することです。日射量が0.12kW/m2以上になる時、日照時間として換算されていきます。気象観測に使用される日照計では「太陽電池式」、「バイメタル式」が一般的ですが、最近では「回転式日照計」がアメダス等で随時採用されてきております。
日射計は、日射量を観測します。一般的な「全天日射計」は、散乱光も含めて観測しており、精度を高めたい場合は「直達日射計」を提案しています。日射観測には用途に合わせて様々な測器がありますので、まずは観測用途を御相談下さい。
最近ではソーラーファーム(太陽光発電所)などで日射量を観測し、日々管理しているところも多くなりました。 また日射計全般の機器管理条件として、安定した観測が継続的に出来るように「機器内部の乾燥剤交換」が必要です。
◆ 日照計 |
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太陽電池式日照計 |
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バイメタル式日照計 |
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回転式日照計 |
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◆ 日射計 |
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全天日射計(ファンが内蔵された製品もあります) |
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直達日射計 |
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アルベドメーター |
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◆ 放射収支計 |
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◆ 紫外線放射計 |
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◆ 赤外線放射計 |
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◆ 照度計 |
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◆ 光量子計 |
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日照計は気象庁検定対象外です。
日射計の気象庁検定有効期限は5年です。
(但し修理を した場合は再検定を取得することになります)
1.用途及び観測精度 |
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2.電源が確保できる地点か? |
など |
複数メーカーの日照計及び日射計にはそれぞれ特色があります。他の観測要素の有無や記録する装置と組み合わせて提案致します。是非、ご相談下さい。
蒸発量を計測する時には、蒸発計を用います。直径120cmの大型タライに溜まった水の蒸発量を計測する装置です。大型タライの材質には金属製とFRP製があります。また計測部にも静電容量式・フロート式・水圧式など、各メーカーにそれぞれ特色があります。蒸発量を計測する装置の為、ヒーターの設置が出来ない事から、凍結の可能性がある地域では冬期は閉局します。
◆ 蒸発計(大型タライ:金属製若しくはFRP製) |
計測方式: |
静電気容量式 |
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水圧式 |
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フロート式 |
など |
蒸発計は気象庁検定対象外です。
1.用途及び設置場所 |
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2.大型タライを水平に設置できること |
など |
蒸発計 |
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ES-110 |
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注:ご紹介カタログは多数ある中の一部です。 |
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