風向風速観測では、風速のみを計測する「風杯計」、風向風速を計測する「風車型風向風速計」「超音波式風向風速計」などがあります。気象予報等で使用されている風向風速計は水平軸(X、Y軸)の風の計測ですが、水平、鉛直(Z)方向からの風向風速を計測する「3D超音波式風向風速計」などもあります。また風車型風向風速計は風向軸が正しい方向になるまでのタイムラグがあり、微風速の測定範囲は、0.4m/sからとなりますが、超音波式風向風速計は0.0m/sから計測出来るなど各機種に特徴があります。
◆ 3杯式風杯計 |
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◆ 風車型風向風速計風向風速計 |
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◆ 超音波式風向風速計 |
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◆ 風向風速計(風向;矢羽式 風速;風杯計) |
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観測した風向風速データを公開する場合には、使用した風杯計や風向風速計が気象庁の検定に合格したものでなければなりません。気象庁検定の有効期限はそれぞれ5年です。但し、可動部位が多い製品なので定期的な点検で異音や軸ブレが無いかなど確認が必要です。※ 気象庁検定有効期限が機器の精度を保証するものではない事を承知おき下さい。
1.観測地点周辺は大気の影響(遮蔽物など)を受け易い構造物があるか?
2.観測する高さは?
3.観測用途は? など
風向風速の計測は、地上気象、トンネル、船舶だけでなく、スキー場のリフトや建設現場など警報器としても利用されています。また、記録する側として、風向値の処理について気象庁に準拠している製品とそうでない製品があり、設置に関しても用途によって様々になりますので多種な取扱製品の知識と豊富な経験に基づいた提案を致します。是非、タイプエスへご相談下さい。
各機器類は、取付金物が必要になります。取付ける対象部材により変わりますので御相談下さい。
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